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浜松の経営者が体験したお役立ち情報をまとめます。

まさかの職場で集団感染!?意識してコロナ対策をしていたのに・・・報道されないPCR検査の実態と妻と二人自宅での壮絶な闘病生活



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緊急事態宣言も延長されましたが、ゴールデンウィーク明けには会社に向かう人々で溢れたみたいですね・・・

 

なんとなく自宅待機もマンネリ化してきていると感じ始めていた時に、顧問税理士から

『実は僕コロナに感染したんですよ。』

と衝撃の電話を受けたんです。

 

話を聞いていると、報道では伝わってこないPCR検査の実態、自宅での壮絶な闘病生活に驚くことばかりでした。

 

みんなにもっとコロナ感染の怖さを感じて欲しいと思い、リアルな体験談を書いてもらいましたので、ここにアップさせてもらいます。

 

体調不良からコロナ陽性と診断されるまで

 

 今回、話をもらって今回のコロナ感染についての記録を書かせてもらってます。記事を書くのは得意ではないですが、時系列でコロナ感染前から約1か月の流れをまとめてみました。

 

みなさんにコロナ感染の怖さが伝わって、今回の見えないウィルスを再認識していただければ幸いです。

 

僕は千葉県在住の男、年齢34歳、身長170cm、体重63kg通常体型。

職業は税理士業で東京の事務所に勤務、結婚5年目の妻と二人暮らし。

タバコは25歳から禁煙しており現在継続中。

お酒は1日1杯、外で飲む時は3杯〜5杯ぐらい飲んでいた。

職業がら基本的にはデスクワークで運動不足で、唯一の運動は通勤の階段。

持病はなく、花粉症以外のアレルギーはなし。風邪は1年に1回〜2回ひくかどうかで、一般的な体調状況。

  

体調不良以前の過去2週間の行動

コロナ感染に怯える満員電車での通勤

・基本的には自宅(千葉県)〜会社(東京都)への往復のみ。

・上記以外は、お客様と個室の会議室にて面談打ち合わせ×2回(先方様は1〜2名)のみ。特に外食もしなかった。

・電車にて通勤していたが「マスク+花粉症用のメガネ」を着用していた。

ただ、マスクはポリエチレンのP I T T Aマスクを使用。

このマスクは花粉用なのでウイルスは多少通すらしいが、ウイルス用マスクがなくなったので仕方がなく使っていた。(関係ないが、Amazonにて3枚入りの一袋3,000円で購入…泣)

・オフィスでも基本的にはマスクを着用して業務をしていたが、飲み物を飲んだ時やお昼ご飯の後など、そのまま着用せずに業務を行ってる時が度々あった。

・オフィス内は約50名ほどおり、密集し過ぎず通常の間隔のオフィス。

・当時同僚の中に咳をしてる人や体調が悪いが頑張って業務を行ってる人が数名いた。

 

体調不良〜コロナ陽性診断まで

4/10倦怠感を感じる

起床時に喉がイガイガする感じ。熱や倦怠感はなく咳も出なかった。

そのまま出勤し、テレワーク業務が開始されており、時短業務にて午後2時には退社。この時熱はなかったが、多少倦怠感を感じるようになり、お昼ご飯と一緒に栄養ドリンクを飲む。

 

18時頃に発熱感があり測ってみると37.3度だった。

 

就寝前に免疫力を上げるため高温反復浴をしてみる。(高温反復浴は42℃の湯船に3分入浴→3分出て休むを3、4セット繰返す)

入浴後、就寝前に熱を測ってみると39度になっていた…。

 

39度台の熱に苦しむ
4/11昨夜からの39度の熱に苦しむ

朝起きると前日と変わらず39度。その日はずっと39度台で下がらず。

妻に看病をしてもらっていたが、極力部屋を別々にし感染しないようにしていた。症状は熱と若干の咳。食欲はあり、味覚も正常。

その日の夜から市販風邪薬の新ルルA錠を服用。

 

4/12病院の診察を断られる

熱が38.5度ぐらいまで午前中下がる。だが、夕方あたりにはまた39度に。

妻が最寄りの病院に電話するもコロナウイルスの疑いがある人は受診できないと言われ、保健所に電話を促される。会社に症状を報告すると同様に熱が出てる人が5人ほどいることが分かった。

 

4/13PCR検査が受けられない

朝9時に保健所に電話。症状と職場に同様の症状が出てる人が5人いる旨を伝え、P C R検査を希望すると、

『行きつけの病院へ連絡して、そちらで症状を診てもらって下さい。』

と言われる。

 

PCR検査が受けられない

昨日病院に電話して保健所に電話するように言われた旨を伝えると、

『では別の病院に電話して確認してみて下さい。まずは病院にて受診して頂かないと、P C R検査は受けられない決まりです。』

と言われる。

 

熱が39度以上ある中でたらい回しにしようとする保健所に憤りを覚え、再度“同僚に5人同様症状があること”、“クラスター化して症状がオフィス全体50人に広まる可能性”、“熱が39度以上もある中で、受診が限定されてる病院を探すことが難しいこと”など少し強めの口調で訴えた。

 

すると保健師に電話が代わり、これで状況が良い方向に進むと思ったら、最初の保健所職員同様に

『別の病院にて受診して下さい。』

と全く同じことを言われる。

 

もう体力が限界だったこともあり、流石にもう辛かったので怒鳴るまではいかないが、強い口調で同様の内容を再度訴え、仮にコロナウイルスでクラスター化した時のことや、症状が悪化して重症化した時の責任を取るよう問い詰めると、“特例“として保健所の人が「すぐP C R検査を受けられる病院」を探してくれることとなった。

 

保健所の対応に憤りをおぼえる

だが、対応は常に上から目線で非常に感じが悪く、最後「ガチャ!」っと大きな音を立てて切られたことが今でも忘れられない。

 

その日の16時に予約を取り妻に車を運転してもらい紹介された病院にてP C R検査を受ける。

 

検査時にも

『本当は受けれないんですけど特例で検査します。』

と嫌味のように言われた。

 

病院にて「カロナール」という解熱剤、「咳止め」「痰が出やすくなる薬」を処方してもらい服用したが、逆に熱が上がり、過去最高の“40.3度”まで熱が上がった。

 

4/14ついに熱が40度を超えて意識がなくなる

朝になると39.5度ぐらいに多少下がっていた。

40度を超えた夜〜朝まであまり記憶がなかった。LINEにて妻に飲み物や氷枕をお願いしていたが全く記憶にない。

 

病院から処方された「カロナール」は飲むのをやめ、咳止め、痰が出やすくなる薬を服用。

だが、あまり症状が変わらず喉が渇くだけなので、服用を中止。

 

この日から妻の体調が悪くなり、夜に38度の発熱をする。

私は逆に37.5度迄下がり、逆に看病をした。

 

動ける時に食材や日用品を調達するため、西友ネットスーパーやAmazonに

て注文をする。

 

妻の体調が悪化
4/15熱だけでなく嗅覚と味覚にも異常が出る

下がっていた熱がまた上がっており、「39.5度」まで戻った。

 この時妻も同様に熱が39度近くあった。

電子レンジで温めて作れる簡単なものや、出前を注文(配達は外に置いて

おいてもらう)、ウィダインゼリーにて食事を取った。

 

この時、出前の食事がもの凄くしょっぱく感じ、美味しくなかった。(以前も頼んで食べたことあるメニュー)

 

匂いも嗅ぎとりずらく、嗅覚と味覚に異常が出ていることに気づく。

そしてこの日病院から連絡が来て「コロナウイルスに感染してる」と告げられる。

 

コロナ感染で自宅での闘病生活スタート

 

4/16PCR検査陽性反応も入院ができない

相変わらず私は39度。ただ、妻の熱が37度ぐらいまで下がってきた。

しかし、咳に改善がみられず、酷くなってきていた。

保健所に連絡し、妻もP C R検査を受けることに。(流石に感染者の配偶者なのですぐ受けさせてくれました。)

 

 その時一緒に入院について尋ねると、

『現時点では病院のベットに空きがなく、自宅にて療養をお願いしてます。』

と言われる。

 

ただ、正直な気持ちとしては体調が悪くなってる妻を置いてはいけないし、入院はしたくなかったので、ちょうどよかった。

 

仮に入院した場合どういう処置が受けられるか確認したところ、対処療法で解熱剤や咳止め処方してもらうだけで、コロナウイルスに効く薬を投与してもらえるわけでもなく、自宅療養と変わらないようだった。

違いは酸素マスクや人工呼吸器があるぐらい。

 

 会社に連絡し、会社は閉鎖。

同様の症状が出てる同僚も「感染者と濃厚接触していた」旨を伝えると、P C R検査が受けられた。 (この同僚はP C R検査が受けられず、自分で病院を探して受診していた)

 

 結果的に社内で私を含め3人P C R検査を受け、全員感染していた。

※その他3、4人同様の症状が出ていたが、改善してきていたため、P C R検査は受けていないので、おそらく感染者はもっといた可能性が高い。

 

この日から保健所より毎日状態確認の電話が来るようになった。

 

ただ、本当に“確認”の電話だけで、頭痛が酷い、咳が辛い、熱が下がらないがどうしたらいいか、など伝えると、

『辛いですよねぇ…。ただコロナウイルスに効く薬が現在ないので、市販薬や解熱剤などで抑えるしかないんです』

と言われ、何も解決にはならなかった。

 

その他いくつも質問をしたが、すべて

『分からない。』
との回答で、不安は消えなかった。

 

ずっと熱が下がらない状態で、ニュースでは死亡した報告などが相次いで流れていて、医者など頼れる人もいなく、妻も感染してしまい、治るか分からない病気に精神的にも体力的にも追い詰められていた。

 

高熱が続き動けない
4/17体力低下で不安が大きくなる

起床すると熱が38度ぐらいに!ただ、体力がきつくなってきたのか食欲がなくなってきた。味覚や嗅覚異常は改善ない。

 

妻は熱が平熱にまで戻った!だが、味覚異常や嗅覚異常が改善されず咳も出ていて、少し苦しいと訴える。

 

保健所に救急時の対応を聞くと、24時間繋がる電話番号を教えてくれたが、よくよく聞いていくと救急車を呼んでくれるわけでもなく、相談に乗るだけで、本当の救急の時は“救急車を呼んで“くれとのこと。何のために保健所があるか分からなくなってきた。

 

4/18妻もコロナ感染を告げられる

この日は熱が37.5〜39度を行ったり来たり。他の症状は同様。

妻の検査結果の連絡が来て「コロナウイルス感染」を告げられる。

 

妻は看病の際、マスクを徹底していて、私がトイレや食事などで触った箇所は除菌するなどして極力予防をしていたが、かかってしまった。(既に感染して潜伏していた可能性もあるが)

 

4/19味覚、嗅覚、頭痛が続く

熱が37.0〜38.5度を行き来するようになった。咳も出なくなってきた。

味覚、嗅覚は異常のままで、頭痛の症状は治らず。

妻は熱は平熱に落ち着く。咳は多少落ち着いてきた気がするが、まだ苦しさを訴える。

 

4/20〜4/22食欲が戻り始める

やっと37〜37.5度に!ようやく治るのかなっと思えるようになってきた。

ただ、妻同様他の症状改善せず。

この時から食欲が戻り始める。

メール返信や簡単な業務をやり始める。

 

4/23〜4/25食事が美味しく感じられた

熱が平熱に落ち着いてきた!味覚、嗅覚異常も改善されてきて、食事も美味しく感じられるように。

 

普段「普通に食事を食べて、美味しく感じること」のありがたさを痛感した。

 

4/26〜4/30通常の生活に近づく

熱は平熱のままで再発は見られない。

味覚、嗅覚もほぼ正常に戻った気がする。

頭痛と咳が多少残ってるが、通常生活や業務には問題ないレベル。

 

妻も同様に改善されてきたが、咳だけは出ており、特に起きた時に出やすく、背中をつけて座ったり、仰向けで寝ると苦しいと訴える。

 

5/1〜5/8妻のC Tやレントゲン、血液検査

同様に平熱で、咳は治ってきて、多少頭痛がする時がある。

妻の咳と息苦しさが心配だったので、保健所経由で受けられる病院を探してもらい、C Tやレントゲン、血液検査をしてもらう。

 

その日に検査結果が出て、肺炎は見られず、その他の合併症などの病気も見られなかった。

ただ、逆に咳や息苦しさ原因は不明だったが、一旦は安心した。

 

G W後半の5/5頃には妻の咳も落ち着いてきて、息苦しさもほとんどなくなる。

 

 

 

肺炎の症状が回復して今思うこと

コロナに感染しないために

コロナウィルスは本当に怖い病気です。

 

何が怖いかというと、

「人によって症状が異なる」

「治療方法がない」

「病院や保健所など経験知識がないため、頼れる人が少ない」

ことです。

 

同時期症状が出て感染した同僚の一人は、自宅療養していましたが、苦しくなって緊急入院となり、一時期は酸素マスクをつけていました。

 

今は酸素マスクは外れましたが、現在も入院中で5/8頃から再度熱が出てきたようで、かなり長い戦いになってます。

 

彼の年齢は27歳で、世間一般では「若い人は大丈夫」と言われてますが、大きな間違いです。

 

目に見えないものなので、いくら予防しても感染してしまう可能性はありますが、5/8時点で朝の通勤は満員電車になっているようで、この病気の恐ろしさの認知度が低いと改めて思いました。

 

今回の経験で、日本は他国に比べてリスクヘッジが出来ていないと感じることばかりで、すべての対策を国に任せていても、一向に改善されないような気がします。

 

だから自分ででき得るすべてのコロナ対策をやるしかないんです。

誰も助けてくれません。みなさんもくれぐれもご注意ください。

 

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