いつもは自宅から元城町東照宮へ寄って、和地山公園に寄ってくるコースでウォーキングをしていますが、今日は気分転換に帰りのルートで浜松城を回ってくることにしました。
いつも家康の散歩道の一部を通っているのですが、改めていろいろと歴史を感じてきたこともあって、普段通らない家康の散歩道も見てみたくなったのです。
毎日のウォーキングコースは家康の散歩道と遠州鉄道奥山線跡が重なって・・・ - HamaMoon（ハマムーン）
寄り道と行っても元城東照宮（引間城跡）と浜松城はすぐの距離です。ただついつい家康の散歩道に沿って普済寺まで回ってしまいましたが(^^ゞ
浜松城の前身は引間城（元城町東照宮）
＜元城町東照宮の正面から＞
鎌倉時代の浜松は、ひきま（ひくま）と呼ばれる町だったそうです。馬込川が天竜川の本流で、西岸に町屋が発達して町が形成されていたようです。
戦国時代になると、町を見下ろす丘の上に引間城が築かれました。今川氏の配下の飯尾氏が治める平山城だったそうです。
少年時代の豊臣秀吉が、初めて仕えた松下加兵衛（頭陀寺城主）に連れられて引間城にも訪れているようです。
永禄11年（1568年）に、三河から遠江に侵攻した徳川家康は、引間城へ入場し居城としたのです。元亀元年（1570年）には本拠地を岡崎から浜松へ移し、引間城を大改修して浜松城と改めます。
引間城は4カ所の曲輪を複合した方形の構造で、東照宮境内にその名残があります。
そして歴史に名を残すことになる二人が交差する場所として、浜松市の最強パワースポットとなっています。
二人の天下人が戦国武将として一歩を踏み出した運命の地！浜松市最強パワースポットはここだった！ - HamaMoon（ハマムーン）
引間城跡（元城町東照宮）には、あちこち龍の飾りが施されています。
浜松城の見所は戦国時代からのこる石垣
元亀元年（1570年）に、引間城は浜松城と改称され、武田信玄の侵攻に備える前線基地として拡張、整備されることになります。
軍事施設としての実用的な城だったんですね。
浜松城公園から登っていく途中の木でリスに遭遇です。
浜松城の石垣は、戦国時代の面影を残す物です。天守曲輪には野面積みの石垣が多数見られ、天守台の上に天守閣が再建されています。
正面の天守門も遺物を基に忠実に復元さているとのこと。
家康在城期の浜松城は、石垣や瓦葺き建物がない、戦国時代の実用的な土作りの城だったと考えられてるとのこと。堀、土塁、木製の柵を巡らせた曲輪を配して、簡素な物見櫓と板葺き屋根の建物があったようです。
天昇18年（1590年）の小田原合戦の後に、徳川家康は豊臣秀吉によって関東に移らされます。その後秀吉の重臣の堀尾良晴が城主となりますが、豊臣家の権威を示すために、当時の最新技術の高石垣、豪壮な天守を備えた織豊系城郭（織田信長、豊臣秀吉らが造っていた高石垣・瓦葺・礎石建物が特徴的な城郭）に造り変えたのですが、その頃の石垣が残っているようですね。
鎧掛松を見ながら普済寺へ
元亀3年（1572年）に徳川家康は三方ヶ原の合戦で武田信玄に敗れます。 浜松城に帰った家康が大きな松の木陰で休んだとき、鎧を脱いでその松に掛けたとの伝承から鎧掛松と呼ばれているようです。
ただ現在残っている松は3代目だそうですよ。
ここで寄り道は終わる予定だったのですが、ここから自宅に帰る途中を左折すると、家康の散歩道にある普済寺があるので、さらに寄り道をすることにしました。
普済寺は遠江の曹洞宗の拠点となるお寺です。
由緒ある寺として徳川氏の保護を受けて、家康も客殿を寄進しています。三方ヶ原の合戦の時に、浜松城が炎上しているように見せかけるために、家康の命で日が放たれたそうです。
山内には稲荷社を祀っています。
日本三大稲荷の一つの愛知県豊川市の豊川稲荷は、ここ浜松普済寺の末寺になるそうです。ちょっとビックリ！！
ちょっとのつもりの浜松城への寄り道でしたが、普済寺まで回ってきたので時間がかかりました。その分ダイエット効果も高かったようで、いつも以上に体重が減っていました！
